
生きるパワーが少ない
生きるパワーが少ない
あたしは持って生まれたパワーがとっても少ないと自負しています!
特別に体が弱いとかそういうものではないのです。
だけど、持久走はいつもクラスで後ろから二番目だったし、楽しいお出かけや遠出もすぐに帰りたくなってしまうし、たくさんの人に会ったり、音の大きい場所に行ったりすると次の日は疲れで動けなくなる。
バイタリティに溢れる人を見ると、うらやましく感じていました。
「1日24時間を平等に過ごしたはずなのになぁ。あたしはあの人の10分の1程も活動できていない。今日は部屋から出らんかった。」
そんな風に考えながら落ち込んでしまうのです。
でも、どんなにうらやましく思っても、憧れのあの人やあの人のようにはなれませんでした。
そんな自分の性分を少しずつ理解して、なんだかんだと折り合いをつけながら生きていたところにコロナのパンデミックが突然やってきたのです。
生きるパワーが少ないというのは本当に困った体質・気質なんですが、家にいる時間が(ますます)増えたのを機に「そんな自分だからこそ人生を楽しめている部分もあるのかもしれない」と考え始めるようになりました。
まず「本当に本当に大切なことだけに時間と労力を使える」ということ。
ただでさえ少ないパワーを分散させないように、本能がそうさせているのかもしれません。
それから「小さなことで感動できる」というのもお得なところの一つです。
窓から気持ちいい風が吹き込んだだけで曲にしたくなるので、曲作りのタネには事欠きません。
あと「決めたことに迷いが生じづらい」のもいいところかもしれません。交友関係があまり広くないので周りの意見に左右されにくい!笑
周りの声を気にせずに、こつこつと自分が決めたことを実行できます。
隣の芝生は青くて、無い物ねだりも尽きないけれど、あたしはあたしの生まれついた性分をを生きていくしかないなと半分諦めがついて半分わくわくしている今日この頃です。