
エノーラ・ホームズの事件簿を見ました
うちにはテレビがないので、家にいるときにはネットの動画配信サービスで映画や番組を見ています。その中でもよく見ているのがネットフリックスです。上映が終わった映画や普通に放送された番組もあるのですが、ネットフリックスがオリジナルに作っている番組が社会的で面白いんですよ!
最近見て、これだ!!!!となったのはネットフリックスオリジナルの「エノーラ・ホームズの事件簿」という映画です。
今でもよく色々な映画やドラマの題材になっています、コナン・ドイルが書いた小説の主人公、探偵シャーロック・ホームズ。この映画はそのシャーロックの妹、エノーラが大活躍する物語です。
兄譲りの洞察力と推理力、逆境にもめげず人にNOを突きつけることができる勇気、優れた武術の腕、今までにあまりないヒロイン像。誰かに守ってもらうのではなく回転の早い頭と鍛えた肉体で逆に人を助けてしまう、そんなかっこいい16歳です。子供から大人に変わっていき自立していく様子も描かれています。
推理ありアクションありロマンスありで内容盛りだくさんなのですが!なぜあたしがこの映画を推すかというと、それはフェミニズム要素がとっても楽しく散りばめられている作品だから。
なんだかフェミニズムという響きだけだと小難しいような気がしてしまうのですが、この作品はとにかく軽快で痛快で面白い!
コルセットで体型を矯正するのが当たり前、女性に参政権もないような時代背景の中をかっこいい主人公が活躍してくれると、それを見るだけで現代を生きるあたしたちも勇気がもらえます。
出ている俳優たちも素敵な人ばかり。ネットフリックスの回し者みたいですが、よければ一度見てみてください。
「女性はこうあるべき!」にNOをつきつけたエノーラのように、世間に染み込んでいるさまざまな「こうあるべき」に疑問を持ち、時には逆らいながら生きていきたいものです。